AIと英会話
2026-08-18
AIと英会話

最近、ChatGPTと英会話をしている。
 
英会話といっても、机に向かって勉強しているわけではない。
 
夕方、散歩をしながら、見えたものや感じたことを英語で話している。
 
「風が涼しい」
「船が見える」
「虫の声が聞こえる」
「家までまだ遠い」
 
そんなことを、知っている英語を総動員して話す。
 
最初の頃は、私が何か言うたびにChatGPTが正しい英文に直してくれて、それを私が復唱していた。
 
でも三日目くらいに思った。
 
これ、読んでるから言えるだけじゃない?
 
そこでChatGPTに、
「すぐ正解を教えないで。間違っていても意味が通じたら、そのまま会話して」
とお願いした。
 
それからは、分からなくても、とりあえず話す。
英語が出なければ日本語も混ぜる。
間違えたら、自分で言い直してみる。
 
もちろん珍事件も起きる。
「お風呂」の bath が bus と認識されて、散歩のあと突然バスに乗ったことになったりする。
 
まあ、それも英会話(笑)
 
そして今日。
散歩をしていたら、空に三日月が見えた。
 
そのとき、
“I can see the crescent moon.”
と、自分から出てきた。
 
crescent moon。
 
少し前の散歩で教えてもらった言葉だった。
今日はChatGPTに教えてもらう前に、自分で思い出した。
 
たったこれだけなんだけど、ちょっとうれしい。
 
覚えた英語を「思い出して使う」って、こういうことなのかもしれない。
 
まだまだ、私がとっさに思い出せる英語は幼稚なものばかり。
 
文法も間違えるし、日本語もいっぱい混ざる。
 
それでも最初の頃より、少しだけ「自分の言葉で英語を話している」感じがしてきた。
 
そして、いつか英語で伝えてみたいことがある。
 
私が仕事をする中で大切にしている「支援のミカタ」だ。
 
「支援のミカタ」は、誰かを支援するための特別な技術というより、その人の中にある力を見つけるための「見方」のこと。
 
休むことを失敗にしない。
 
その人の話を聴いて、表情を見て、安心できているかを見る。
 
そして、その人がもう一度、自分らしく、自分の道を歩いていけるようにする。
 
そんなことを、私は仕事の中で考えている。
 
実は散歩をしながら、これもChatGPT相手に英語で話してみた。
 
もちろん、全然うまく言えない。
 
“I listen to their stories.”
“They can be themselves.”
 
今は、そんな短い英語をひとつずつ口にするのが精いっぱいだ。
 
でも、それでいいのかもしれない。
 
crescent moon だって、最初から知っていたわけじゃない。
 
教えてもらって、使って、忘れて、また出会って。
 
そして今日、目の前の三日月を見たときに、自分の中から言葉が出てきた。
 
だったら「支援のミカタ」も同じかもしれない。
 
今はまだ、日本語で考えていることのほんの一部しか英語にできない。
 
それでも少しずつ、自分が本当に伝えたいことを英語にしていけばいい。
 
いつか世界のどこかにいる誰かと、
「人を支援するって、どういうことだろう」
そんな話を英語でできたら面白い。
 
そのためにも、ChatGPTにはしばらく「教えすぎない先生」でいてもらおうと思う。
 
何でも答えてくれるAIに、
「ちょっと待って。まだ答えを言わないで」
と言いながら勉強する。
 
そんな使い方も、案外いい。
 
明日の散歩では、何が見えるかな。
 
そして、それを英語で言えるかな。
 
いつか「支援のミカタ」を、自分の英語で話せる日まで。
 
まずは明日も、歩きながら話してみよう。
 
……とりあえず、bath が bus にならないところから(笑)
 
 
 
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田仲なお美

企業の健康相談や、
こころとからだのケアに関わっています。

「成果の前に、まず安心できる場所を」
そんな関わり方を大切にしています。

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